ある日の夜。
仕事を終えて帰宅すると、リビングから父と嫁の笑い声が聞こえた。
父「おう、おかえり」
嫁「今日ね、お義父さんと一緒にスーパー行ったんよ☺️」
僕「えっ、二人で?珍しいやん」
どうやら、僕が遅くなったので、嫁が夕飯の材料を買いに行こうとした時、父が「荷物持ちくらいはできるけん」と言ってついて行ったらしい(^.^)
嫁「お義父さんね、私がカゴにお惣菜を入れたら、“それ高いやつやぞ”って小声で言ってくれるよ(笑)」
父「いやぁ、ついクセでな。値札見たら反射的に出るんや」
僕「何のクセや(笑)」
二人で笑っていると、嫁がふと思い出したように言った。
嫁「でもね、帰り道で嬉しいことあったんよ!」
聞けば帰り際、嫁がふと「今日ちょっと疲れちゃったな」と漏らした時──
父は何も言わずにスーパーの袋を持ち替え、嫁が持ってた袋も全部抱えてくれたそうだ。
嫁「“荷物は俺が持つ”って、それだけ言ってくれて」
父「そりゃあ、女の子に持たせられんやろ」
だいぶおじいちゃん化した父。
でも、そういう時の“男だから!”って言動がまだまだ出るんだなと思った(^_^;)
嫁も父の優しさが嬉しかったらしい。
嫁「お義父さん、手が冷たかったけど、心はめっちゃあったかかった!」
父はその言葉に少し照れたように、新聞を広げて話をそらした。
僕「オヤジ、ありがとな」
父「なんの。家族やけん、当たり前や」
その言葉を聞いた瞬間、
“優しさって、言葉より行動で見せるもんなんやな”と改めて思った。
家族って、不器用でもお互いを支え合える関係。
父の背中を見て育った自分も、そうありたいと思う。
いつも嫁に対してばかりだけど、親父!
僕の父で居てくれて本当にありがとう(“⌒∇⌒”)
▶ 犬のコンビニ店長プーの4コマ日記
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