妻には、忘れられない「12月24日」がある。
数年付き合った彼から「結婚するから」と言われてフラれた日だ。
世間はクリスマスイブ。
本来なら楽しいはずの日なのに、彼女にとっては辛い記憶がよみがえる日だった。
プロポーズで上書きする記憶
そんな彼女に、僕はこう伝えた。
「12月24日は、君がフラれた日じゃない。
君がプロポーズされた日だよ」
実際に僕は、その日に彼女へプロポーズをした。
辛い記憶を消すことはできなくても、嬉しい記憶で上書きすることはできる――そう信じていたから。
母の命日と重なる日
さらに、12月24日は僕の母の命日でもある。
大切な女性を二人想う日。
悲しみだけの日ではなく、
「感謝を忘れない日」として心に刻むことができる。
プロポーズの瞬間、彼女は泣きながら笑ってくれた。
その姿を見て、僕は強く思った。
――この子を絶対に幸せにすると。
僕たちの記念日
過去は変えられない。
辛さを完全に消すこともできない。
けれど、その辛さを小さくすることはできる。
だから僕は「12月24日」にプロポーズすると決めていた。
これからの記念日は、自分たちで作っていこう。
それが、僕たちだけの12月24日。
🎁 読んでくださってありがとうございます。
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