24年間、現場に立ち続けて分かった「店長として一番大切なこと」

はじめに

コンビニ店長として働いてきて、気がつけば24年が経ちました。

売上、客数、人手不足、クレーム、急な欠勤――
当たり前ですが、店長という立場には常に色々ついて回ります。

その中で僕が一番大切にしてきたことはとてもシンプルなことです。

スタッフの気持ちを考えることが、すべての土台

僕が一番大事にしてきたのは、スタッフ一人ひとりの気持ちです。

スタッフにはそれぞれ個性があります。
同じことを伝えても、受け取り方は人によって違う。

だから僕は、同じ内容を伝える時に同じ言い方はせず、個性に合わせた伝え方を意識してきました。

ある人にはストレートに。
ある人にはタイミングを見て。
ある人には冗談を交えながら。

内容よりも「どう伝えるか」「いつ伝えるか」を考えることが、現場を回すうえでとても重要だと感じています。

新人にはまず安心してもらう。でも甘やかさない

新人スタッフは、ほとんどの人が強い緊張を抱えています。

だから僕は、冗談を交えながら、できるだけ優しく接するようにしています。

空気が和らぐだけで、表情も動きも変わり、仕事も覚えやすくなる。

ただし、優しさと甘さは違う とも思っています。

ミスや改善点があれば、
そこはきちんと指摘する。

言わないことが優しさではなく、伝えることも大事な仕事だと考えています。

忙しい時ほど、店長が一番動く

基本はお客様優先です。
それは店として当然の軸です。

しかし、どんな状況でも「お客様第一」だけではない
とも思っています。

スタッフを第一に守る事も、もちろんあります。

急な欠勤が出た時、僕を入れて普段3人で回している現場を2人で回すことになれば、一緒に組むスタッフの負担は確実に増えます。

だから僕は、いつも以上に動きます。

そして、ただ動くだけでなく、
「居てくれるおかげで回せている」
「本当にありがとう」

そういう言葉を、所々で必ず伝えるようにしています。

忙しい時ほど、店長の動きと声かけが、そのまま現場の空気になる
そう感じながらやってきました。

一番つらかった店長初期の経験

アルバイトから店長になった当初、一番つらかったのは人間関係でした。

それまで仲良くしていたバイト仲間から、「なんで、あんたに指示されないといけないの?」
という空気が出始めました。

陰で言ってもいないことを言われ、誰からも口をきいてもらえない時期もありました。

辞めることも考えました。

でも「どんな仕事にも嫌なことはある」
「ここで辞めたら逃げ癖がつく」

そう思い、踏みとどまりました。

すると、少しずつ周りが変わり、最後には皆が声をかけてくれるようになりました。

客数が厳しい中でも、フランクキャンペーンで地区1位を取ることができた。

あの店長初期の経験は、一番のつらさであり、同時に一番の自信です。

その店は最終的に閉店しましたが「同じことは二度としない」という想いが、今の自分の根底にあります。

これから店長になる人へ

もし、これから店長になる人に一つだけ伝えるなら――

スタッフやお客様の気持ちを考えれば、うまくいく可能性は確実に上がる!
ということです。

完璧な店長である必要はありません。

でも、人の気持ちを考えようとする姿勢だけは、現場に必ず伝わります。

おわりに

24年間続けてこられたのは、
正解を知っていたからではありません。

悩みながら、失敗しながら、
それでも自分なりに課題と向き合ってきただけです。

この経験が、どこかの現場で悩んでいる誰かの小さなヒントになれば嬉しいです。

読んで頂きありがとうございました。

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