時代に合わない温かさ

段々寒さが増してきた夜のこと。
リビングからストーブの音が、コトコトと静かに響いていた。

嫁が布団をひきながら言った。
「お義父さん、今晩から湯たんぽ使います?😊」

父は読んでた本をめくる手を止めて、少し笑って言った。

「おぉ、まだあるんか。店長が子供の頃に良く使ってたんよ(笑)」

ほんのり温かい湯たんぽを受け取る父。
その手つきがどこか懐かしそうで、僕も懐かしさが溢れる(^_^;)

僕「そう言えば、子どもの頃母さんが良く入れてくれてたなぁ、周りは誰も湯たんぽとか使って無かったけど(笑)」

父「懐かしいな。我が家の冬の定番やったな(笑)」

父はそう言いながら、湯たんぽを布団にそっと入れた。

その姿を見て、嫁が静かに笑う。
「なんか…お母さんの優しさを受け継いでる感じですね☺️」

父は少し目を細めてこう言った。

父「本当やね。今は嫁子ちゃんが“優しさ係”や」

そう言って、ふっと湯たんぽを撫でた。

その言葉に、嫁も僕も思わず笑ってしまった(^_^;)

寒い夜でも、こうして3人で笑い合える。
そのことが、何よりの“ぬくもり”でもある(^.^)

父の部屋の灯りが消えた後も、
湯たんぽのぬくもりが家の中に残っている気がした。

──家族って、あたたかい。
そんな夜だった。

それも全て嫁のお陰!

いつもいつも本当にありがとう(“⌒∇⌒”)

▶ 犬のコンビニ店長プーの4コマ日記
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