ある日の昼下がり。
僕と嫁がリビングでテレビを見ていると、父が週刊誌を持ってやってきた。
父「おーい、ちょっと見てみぃ。ここの記事、なんかおかしないか?」
嫁「どれですか?」
父が指差したのは、芸能コーナーの記事。
どうやら、離婚した人の見出しを見て気になったらしい。
父「“円満離婚”て書いとるけど、離婚して円満って、どういうことや?」
( ・∀・)カハ
嫁「たしかに…(笑) ちょっと言葉の矛盾ですよね」
父「わしにはわからん。うちは“円満継続”やけん」
僕「それはそれで名言やな(笑)」
──その瞬間、嫁が吹き出した。
嫁「お義父さん、うまいこと言いますね🤣」
父「まあ、嫁子ちゃんのおかげで家の中が明るいけんな」
そう言って、父は笑って週刊誌をたたんだ。
僕は笑いながらも、心の中では少しジーンときていた(^_^;)
昔の父は、そんな言葉を口にするタイプじゃなかった。
母が亡くなってからというもの、家の中の空気はどこか沈んでいたけど──
嫁が来てから、明るさと笑いが戻ったのは確かだ。
食卓での会話も増え、父がよく笑うようになった。
以前は「テレビ見とくけん、先に食え」と言っていた父が、
今では「嫁子ちゃんが座くまで待っとるぞ」と言うようになった。
そんな変化を見ていると、
「家族って、誰か1人が明るいだけで、全体の空気が変わるんだな」と実感する。
その日の夜。
嫁が寝る前に、ぼそっと言った。
「お義父さん、最初は怖い人かと思ったけど、今では優しいおじいちゃんって感じやん☺️」
僕「たぶん、オヤジも同じ似た事を思ってるよ(^.^)」
寝室の電気を消しながら、
改めて「この家族でよかった」と思った。
それも嫁のお陰(^.^)
改めて僕と一緒になってくれて、本当にありがとう(“⌒∇⌒”)
▶ 犬のコンビニ店長プーの4コマ日記
https://note.com/long_crane442
コメントを残す