■ 導入
コンビニ店長を長くやっていると、欠勤対応よりも「その後の空気」の方が印象に残ることがあります。
先日体調悪くなり急に休んだ高校生バイトの子がいました。
そして先日その子の出勤日。
特に何も言わず、いつも通り入ってくるかな?とすら思わず
いつも通り挨拶しました。
ところがその子の第一声は、予想とまったく違うものでした。
■ 第一声が「すみませんでした」だった理由
「先日は休んでご迷惑をおかけしてすみませんでした」
出勤挨拶より先にそう言って、まっすぐこちらを見てきたんです。
思わず「えっ?」と、内心かなり驚きました(笑)
この子はうちが初めてのバイトで、まだ入ってくれて2ヶ月弱。
社会経験もまだまだ浅い。
正直
・何も休んだ事に触れずに働き始めてもいい
・気まずくて黙ってしまっても不思議じゃない
それでも、この【すみません】の一言が自然に出た。
これは本人の性格だけでは説明できないと思いました。
■ 欠勤=怒られる、にならなかった理由
僕は欠勤の連絡が来た時、
もちろん責めることはしません。
体調や家庭の事情は誰にでもあります。
それを責めても何も始まらないからです。
でも同時に「なかったこと」にもしません。
シフトを回す大変さは現実としてある。
だから変わりにシフトの穴の影響を受けたスタッフには、お礼を言うように必ず伝えます。
もちろん必要以上に重くせず、でも軽くもしない。
そこを意識しています。
だから「迷惑をかけた=怒られる」ではなく「ちゃんと伝えたい」と自ら思ってくれた事が嬉しかったです。
■ 店が人を育てる瞬間
初バイト2ヶ月でこういう言葉が自然に出る子は多くありません。
でも逆に言えば最初に入った店が、その子の基準になるとも思います。
怒鳴られる店。
萎縮する店。
言い訳ばかりが身につく店。
どこで働き始めるかでその後の社会との向き合い方は変わりと思います。
今日のこの一言はこの子が少し大人になった証拠であり、店としての普段の接し方が間違っていなかった証拠にもなり、嬉しかったです。
■ 店長冥利に尽きる瞬間
24年この仕事をしてきて、
売上が伸びた日はもちろんですが、こういう瞬間も心に残ります。
「ちゃんと育ってるな」
そう思えた時、店長をやっていて良かったと心の底から思います。
この子の第一声は、僕にとって忘れない言葉になりました。
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